平成22年1月20日(水)発表


日本航空会社更生手続開始と土気城跡に関する緊急声明
  
平成22年1月20日

土気城を守る会
会長 鈴木 良昭

 平成22年1月19日、日本航空は、更生手続の開始を東京地方裁判所に申し立て、同裁判所より開始決定を受けた。同社は、別紙記載の経緯をへて、貴重な文化財である中世城郭、土気城跡の中心部分である本丸および二の丸付近の土地(日本航空研修センター跡地、千葉県千葉市緑区土気町826番地ほか 約47,272㎡)を所有している。このたび開始された更生手続のなかで、同地の処分が検討されることは予想されるところである。もはや問題の先送りが許される段階ではない。当会は、日本航空ならびに東京地方裁判所、千葉市、千葉県、文化庁、国土交通省そのほか関係機関に対して日本航空が所有する土気城跡が保存されるよう以下のことを強く求めるものである。
一、直ちに同地を国の史跡に仮指定し、続いて本指定へと手続きをすすめること。

二、同地に関し、国民の共通資産たる文化財としての価値を十分認識し、そのほかの適切な保存措置を各機関が連携して講ずること。

(連絡先)
土気城を守る会事務局
chibaiseki@yahoo.co.jp